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JR四国
JR四国と、旧国鉄の四国島内での走行音録音です。




JR四国111系

JR四国111系.
JR化後に分散冷房化された.

撮影:DS 1990年9月7日
多度津駅
(画像調整済)
JR四国 瀬戸大橋線(本四備讃線) 111系 モハ110-13
普通 宇多津-備前西市 1990年9月7日録音 約42分

録音/DS 編集/TH 2011年編集作品
©DS/TH


 DS様よりご提供いただいた、JR四国111系の録音です。

 111系は、新性能国電としては401系/421系に次ぐ近郊形として1962年より製造されたもので、車体は401系/421系と同様の両開き3扉セミクロスシートであり、これら系列の直流版といえるものです。
 主電動機にMT46A(100kW)を用いたのも401系/421系に共通したものですが、翌1963年からは主電動機を出力向上形のMT54(120kW)とした113系が製造されたため、111系は少数の製造に留まりました。
 ただし、付随車は113系と共通となったためクハ111形等は引続き製造され、また113系との連結運転も可能となっています。

 113系増備後は東海道線東京口を追われ、静岡地区ローカルや関西地区,広島地区等で用いられていましたが、国鉄時代末期に四国地区の電化に伴い高松運転所に転属、そのままJR四国へ継承されたほか、民営化後直後にも国鉄清算事業団より追加編入が行なわれました。
 四国では国鉄時代末期に電化用として121系が配置されていましたが、編成単位が2両と小さいことやトイレが無いこと、また一段上昇窓という構造上の問題で瀬戸大橋線には入れない制約があったため、静岡や下関で余剰となった111系が充てられることとなったものです。
(111系の窓下段は手を出せないよう固定化されていた)

 JR四国の111系は多度津から岡山までの運用が主で、瀬戸大橋線の高規格な線路上をMT46Aの澄んだ軽やかな音色を響かせ、瀬戸内の海を渡っていました。
 冷房化も行なわれ民営化後も長く使われていましたが、老朽化のためJR東日本より購入した113系に置き換えられ、2001年までに置き換えられています。

 なお、録音区間が備前西市までなのと時間が42分程となっていますが、これはC-90カセットテープの片面録音時間45分の制約によるものと思われます。

【モハ111-13/モハ110-13
製造所:川崎車両
竣工:1962年6月18日
新製配置区:国鉄静岡鉄道管理局 静岡運転所 (静シス)
転属:国鉄四国総局 高松運転所 (四カマ)
収録時配置区 JR四国 高松運転所 (四カマ)
廃車:2000年3月31日

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制作・著作 Copyright © 1995 Toru Hirose (Stream Express)
from TOKYO, JAPAN.

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