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特集
快速ミレニアム42 (クモハ42形電車)
クモハ42006

クモハ42006とC57 10
C57 1「やまぐち」と並ぶクモハ42006
クモハ42006車内
夕日を浴びて乗客を待つクモハ42006の車内.室内は木製.その重厚な趣は21世紀の今となっては貴重なものだ.

いずれも撮影:TH 2000年7月23日
(フィルム撮影)
 2000年7月22,23日の両日、山陽本線下関-小郡(現・新山口)間に1933年製の当時現役最古の旧形国電「クモハ42」による臨時快速電車「ミレニアム42」が走りました。
 普段は小野田線の支線を守備範囲としていたクモハ42ですが時折このように本線での臨時運転が催されており、この運転もそうした一環でした。

 この日の運転車両はクモハ42006のみ。発売席数48席はクロスシート部分の定員と一致しており、ロングシート分は発売対象外で事実上のフリースペースと化しておりました。このあたりで録音やビデオ撮影をされる方が多く集まり、筆者も台車直上となるこの部分で録音をしています。

 電車は時速90キロ以上で爆走することが何度かあり、支線運用ではなかなか味わえない滑るように本線上をゆくその走りは、景色は後方に飛んでいき、荒波にもまれる小船のような揺れ、重厚な駆動音,軽やかなジョイント音、そしてニスで塗られた木の車内を、乗客の皆さんは体全体で感じたことでしょう。素晴らしい走りでした。
 この録音でじっくりとお楽しみください。

 なお、残念ながらクモハ42006はこの「ミレニアム42」の運転を最後に営業から退き、2000年度に廃車。残ったクモハ42001も2003年3月に引退。これがJR線上最後の釣掛駆動式旅客営業用電車でした。

録音一覧


クモハ42006
小郡(現・新山口)駅停車中のクモハ42006
クモハ42006運転台付近
クモハ42006運転台付近.床も板張り.

いずれも撮影:TH 2000年7月23日
(フィルム撮影)
JR西日本 山陽本線 42系電車 クモハ42006 快速「ミレニアム42」
9470M列車 下関-小郡(現・新山口) 2000年7月23日録音 (約71分)

録音・編集・プロデュース/TH 2000年編集作品
©TH



JR西日本 山陽本線 42系電車 クモハ42006 快速「ミレニアム42」
9471M列車 小郡(現・新山口)-下関 2000年7月23日録音 (約71分)

録音・編集・プロデュース/TH 2000年編集作品
©TH



 本線上を疾走するクモハ42のダイナミックなサウンドを、お楽しみください。
 下り9471Mの小郡出発時にドアの閉まる音がしていませんが、小郡駅ではC57と並んで写真が撮れるようにとの配慮から、ホームぎりぎりのところで停車しておりました。この日は前日よりも良く撮れるようにとの配慮からか、下関寄りのドアが丁度ホームから外れる形になったためドアを閉めて非常コックによる操作により後ろの扉のみを開けて客扱いしたためです。

 上り・下りの収録共、所要時間71分。連続録音時間の限界に挑むような録音で、アナログカセットがC-150テープ使用で片面連続75分まで、MDは標準モードで80分までしか連続して録音できませんでしたので、遅れ等があると少ない余裕が削られるので全区間収録する人は時間を気になりながらの録音でもありました。
(当時は生録音用の民生品ICレコーダーが無かったので,生録音に耐え連続80分以上録音可能な民生品レコーダーはDATしかありませんでした)

クモハ42006 下関駅
下関駅構内を入換中のクモハ42006
クモハ42006 サイドビュー
クモハ42006 サイドビュー
走行中の車内の様子
走行中の車内の様子(※)
クモハ42の椅子
クモハ42006のクロスシート
DT12型台車
DT12型台車.画像はJR東日本で保管されている旧型国電クモハ40074のものだが、クモハ42も同じ台車を使用している.
DT12型台車
DT12型台車.枕バネが板バネ,リベット接合組立の戦前を代表する国鉄電車の台車である.
撮影:TH
はフィルム撮影. 2000年7月23日(☆印のみ22日)
は2002年5月25日
(クリックすると拡大画像がご覧いただけます)

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制作・著作 Copyright © 1995 Toru Hirose (Stream Express)
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